キャデラックの生産拠点、ヨーロッパへ拡大

キャデラックは、2006年2月6日、高級ミディアムセダンであるキャデラック BLSの量産第1号車をスウェーデンのGMトロールハッタン工場でロールオフし、新たな歴史のページを開いた。BLSはキャデラックがヨーロッパなど、北米の伝統的な国内市場以外のマーケットにおいて着実に成長していることを象徴している。

BLSは前輪駆動を採用、表情豊かなデザインで、卓越した乗り心地と静粛性を提供する。また、キャデラックで初めてターボディーゼル仕様をラインナップし、キャデラックブランドが新たな時代に入ったことを示している。ガソリン仕様が最高出力175ps、210psおよび255ps、さらにターボディーゼル仕様が150psと、ともに今日のキャデラックオーナーの期待に応えるダイナミックなドライビングパフォーマンスを備えている。

キャデラックのゼネラルマネージャー、ジム・テイラーは、「BLSは欧州をはじめとする世界各国の市場をこれまでになく意識して開発した高級車であり、キャデラックブランドにおける重要な1台となる。BLSは我々のビジネスが世界の主要なマーケットに拡大するための突破口を切り開くものだ」と語った。

BLSのロールオフは、操業56年目を迎えたトロールハッタンの生産現場にとっても歴史的なことである。これまで一貫してサーブ車だけを生産してきたその工場で、BLSの鋼板プレス、ボディ溶接に始まり、パワートレイン組み付けから最終組み立てにいたるまでの、すべての工程が行われるからだ。キャデラックとサーブの同時生産は、2000年に3億2500万ユーロを投入してスタートした工場改修によって実現した。この改修では、プレス工場、ボディ工場および最終組み立て区画の拡張、部品運搬システムの改良、ならびに新しい塗装工場の段階的な稼動などをおこなった。

プラント・ディレクターであるラルス・ダニエルソンは、「自動車ビジネスのような世界規模で競争の激しい環境で勝ち抜くために、トロールハッタン工場は高効率かつ高品質な生産拠点としてさらに柔軟性と独創性を発揮していかなければならない。今や我々は、欧州におけるゼネラルモーターズと完全に統合しただけではなく、ゼネラルモーターズの世界戦略の一部となった」と語った。
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