米セブリング発ーチーム・キャデラックは、セブリング・インターナショナル・レースウェイで行われたSCCAスピード・ワールド・チャレンジGTシリーズのシーズン開幕戦で、4年連続表彰台を飾った。過去3年間は、アンディ・ピルグリムが連続して2位をマークしたが、今年はローソン・アッシェンバッハがチーム・キャデラックの初レースで2位を勝ち取った。
アッシェンバッハは、「今日は素晴らしい走りができた。キャデラックCTS-Vのレースカーは完璧だった。表彰台入りでシーズンをスタートできて嬉しい。ロングビーチでの次のレースでは最上段に立ちたい」と語った。
確かなレース戦略と経験豊富なドライビング・テクニックをもつアッシェンバッハは、チーム・キャデラックのスピードGTマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップ獲得に向けて貢献。レースは、前日の激しい雷雨によってところどころ水溜りの残るというコンディションの中スタートしたが、グリーンフラッグが振られ、ローリングスタートが始まると、見る見るうちに路面はドライコンディションへと変わっていった。
2006年のスピードGTチャンピオンであるアッシェンバッハは、先頭から5台目にキャデラック1号車CTS-Vをつける。チームメイトであるピルグリムのすぐ後ろからスタート。2台のキャデラックはオープニングラップで着実に順位を上げ、5周を過ぎるとピルグリムが3位、アッシェンバッハが5位につけた。9周目に2位だったコルベットがメカニカル・トラブルを起こすと、キャデラックの両ドライバーは、2位と3位へと浮上した。
11周から13周にかけてフルコース・コーションとなり、その後再スタートした際に、決定的な出来事が起きた。レースが再開すると、アッシェンバッハは2位に順位を上げたが、ピルグリムはギアボックスにトラブルが発生し、6位に転落。アッシェンバッハは、18周となったレースの最後までエリック・キュランの駆る赤色のコルベットを激しく追走し、1.429秒差でフィニッシュした。ピルグリムは最終局面で2台のポルシェと熱戦を繰り広げ、6位となった。
アッシェンバッハは、「このレースはどうしても優勝したかったが、コルベットを抜くことはできなかった。コルベットはキャデラックCTS-Vより125ポンド軽く、同じエンジンを使っている。アンディについて、僕がとやかく言うことはできないよ。この週末、彼は運が悪かったが、一緒に表彰台にあがるべき選手だ。彼は必ず帰ってくるだろう」と語った。
ピルグリムは、セブリングでの表彰台の連続記録が3回で途絶えたことについて、次のように語った。「不運にも、ギアボックスの調子が悪く、マシンをかばいながら走らなければならなかった。車体に横Gがかかると、ギアをシフトできなかった。ギアに何が起きているかは理解できていたが、あの状態ではレースにはならなかったので、トラブルにだけはならないように努力した。残念なことだが、6位という結果は7位よりは上だからね。」
キャデラックは現在、マニュファクチャラーズ・チャンピオンシップの2位、アッシェンバッハはドライバー順位で2位につけている。
GMロードレーシンググループのマネージャー、スティーブ・ヴェソロスキは、「今日のレースはシーズンの素晴らしいスタートになった。ローソンは、チャンピオンとしての実力があるということを自ら証明し、我々に自信を与えてくれた。アンディにマシントラブルがなければ、2人のキャデラックドライバーが表彰台に立っていただろう」と語った。
レース概要
トラック:セブリング・インターナショナル・レースウェイ、フロリダ州セブリング、1周3.7マイル
優勝者:エリック・キュラン(コルベット)
2位との差:1.429秒
平均スピード:時速89.456マイル
ポール:ダグ・ピーターソン(コルベット) 最高ラップ2分07秒679 最高時速104.324マイル
SCCAスピードGT結果
順位/ドライバー/車種/周
1. エリック・キュラン、コルベット、18
2. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、18
3. トミー・ドリッシ、コルベット、18
4. マイケル・ギャラティ、ポルシェ911 GT-3、18
5. ジェームス・ソフロナス、ポルシェ911 GT-3、18
6. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、18
以上 |
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