チーム・キャデラック、シャーロットスピードGTで1-2フィニッシュ。ピルグリムが首位、アッシェンバッハは13位から2位へ驚異的な追い上げ

ノースカロライナ州コンコード - SCCAスピード・ワールドチャレンジGT第4戦に参戦したチーム・キャデラックは、ストックカーレースの本場で見事な1-2フィニッシュを飾った。同レースは、改修後のロウズ・モーター・スピードウェイのオーバルサーキットで行われ、アンディ・ピルグリムが優勝、ローソン・アッシェンバッハが2位を獲得。ピルグリムは、チーム・キャデラックとして出場したスピードGTで2度目の優勝。ブラックのボディーカラーに彩られたキャデラックCTS-Vは、5度目の1-2フィニッシュを成し遂げた。

レース後、ピルグリムは、フロントストレートでドーナツターンやバーンアウトを披露し、タイヤスモークを巻き上げると、「最高だ。なるべくしてなった結果だよ。スピードが出るとブローしたりクラッシュするライバルもいたが、僕らなら、とにかく勝てると思ったんだ。」と興奮気味に語った。

一方、アッシェンバッハは、「13位から2位に浮上し、キャデラックで1-2フィニッシュが飾れたというのは、特別なこと。ここにいるNASCARファンの目の前で、チーム・キャデラックがこうした素晴らしい結果を出せたなんて、これ以上の喜びはない。」と語った。

今回のレースでアッシェンバッハは3号車をドライブしたが、この3号車は本来、NASCARチャンピオンのジミー・ジョンソン用にエントリーされていたものだった。ところがプラクティスの際、アッシェンバッハのマシンにメカトラブルが発生。急遽、ジミーのマシンを借りて出場することになった。「マシンを貸してくれたジミーには、感謝してもしきれないな」とアッシェンバッハは笑う。「今回の結果が出せたのはチーム・キャデラックや、僕たちをサポートしてくれた素晴らしいエンジニア、スタッフのおかげ。チームの一員として、これ以上の喜びはないよ。」

レースは20分を1セグメントとした2セグメント構成で行われた。ピルグリムは4位で予選を通過したが、マイク・マッキャンのバイパーが棄権となったため、第1セグメントを3位でスタート。ポールポジションを獲得したポルシェのミハエル・ガラツィ、ランディ・ボブストの後に付け、3位をキープ。その後、ガラツィがバックストレートのシケインでスピン、2位に浮上した。

ピルグリムは、「ガラツィは調子がよくなかった。僕らはバックシケインで、とにかくトラブルに巻き込まれないように走った。他人がスピンアウトした際にパニックにならないことが肝心。あの場をうまく切り抜けることができたのは奇跡だった」と振り返る。

一方、アッシェンバッハは13位でスタートしたが、早くも1周目で7位に浮上。リスタートで、NASCARドライバーのケーシー・ケーンをインサイドから抜いて5位に浮上、さらにガラツィがスピンし、コルベットのロウ・ジグリオッティのスローダウンで順位を下げ、同セグメントを3位でフィニッシュした。

「いいスタートが切れた。おかげでインサイドに入り込んで、最初のシケインで一気に抜き去り、ポジションを固めることができた。また2番目のシケインでは、マシンがあちこちに散らばる中、どうにか切り抜けることができてラッキーだった」とアッシェンバッハは語る。

ピルグリムは後続マシンとの差を広げ、アッシェンバッハは、ガラツィがドライブするポルシェからのプレッシャーを受けていた。その後ポルシェが第2シケインのタイヤバリアに接触、フロントサスペンションを損傷。この時点でガラツィのプレッシャーから解放されたアッシェンバッハは、ポブストをじりじりと追い上げ、表彰台2位を獲得した。

今回の優勝により、ピルグリムのドライバーズ・チャンピオンシップは112ポイントとなりトップに浮上、チームメイトのアッシェンバッハは、ピルグリムより12ポイントマイナスの100ポイントとなった。一方、キャデラックのマニュファクチャラーズ・チャンピオンシップは25ポイントと、24ポイントのシボレー、15ポイントのダッジおよびポルシェを抑え、こちらもトップに立った。

レース概要
コース:ロウズ・モーター・スピードウェイ(ノースカロライナ州コンコード)、1.5マイルの改修オーバルサーキット
優勝者:アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V
2位とのタイム差:11.558秒
平均速度:99.004mph
ポールポジション:ミハエル・ガラツィ、ポルシェ911 GT-3、49.293/108.088mph

SCCAスピードGTレース結果
順位/ドライバー/マシン/周回数
1. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、45
2. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、45
3. ランディ・ポブスト、ポルシェ911 GT-3、45
4. ロブ・フォスター、ダッジ・バイパー、45
5. ジェフ・コートニー、ダッジ・バイパー、45

スピードGTチャンピオンシップ順位(10レース中4レース終了時)
ドライバー/マシン/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、112(1)
2. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、100
3. ランディ・ポブスト、ポルシェ911 GT-3、99
4. トミー・アーチャー、ダッジ・バイパー、94(1)
5. ミハエル・ガラツィ、ポルシェ911 GT-3、93

マニュファクチャラー/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. キャデラック、25(1)
2. シボレー、24(2)
3. ダッジ、15(1)
4. ポルシェ、15

次回のレース
6月10日、ワトキンス・グレン・インターナショナル(ニューヨーク州ワトキンス・グレン)

以 上
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