• 高級セダンの印象を新たに書き換え、キャデラックのアートおよびサイエンスの哲学の進歩を示す
• 徹底的なデザインにより、ドライバーとカーエレクトロニクスとのインタフェースの新たなコンセプトを装備
• プラグインハイブリッドシステムは3.6L V-6 と全輪駆動を備え、ダイナミックで効率的なパフォーマンスを実現
デトロイト – キャデラックは、未来の高級セダンの新たな実例となる、XTS プラチナコンセプトを2010年北米国際オートショーで発表した。このコンセプトカーは、キャデラックの新たな最高級モデルとなるプラチナシリーズで、プラグインハイブリッド駆動システムなど、高級で技術的機能を新たに表現するものとなっている。
XTS プラチナコンセプトはゼロから徹底的にデザインされ、個人の城としての高級セダンの印象を新たに書き換えるものとなっており、効率性と高級感、インターネットへの接続を備えている。このコンセプトは、自動車のエンターテイメントやナビゲーション、情報システムの形態および機能を向上させる車載エレクトロニクスに対する新たなアプローチを示すものである。
「XTS プラチナコンセプトは、キャデラックの次世代のアートおよびサイエンスの哲学を表しており、最新の技術革新を最も美しい形で表現する当社の取り組みを反映しています」と、キャデラックのゼネラルマネージャのブライアン・ネズビットは語る。「当社では、新次元の高級感と接続を可能とする先進技術を使用し、クルマを個人の城とするというコンセプトを具現化しました。」
XTS プラチナコンセプトは、キャデラックの3.6L V-6 直噴ガソリンエンジンを使用しており、プラグインハイブリッドシステムも備えている。プラグイン技術により、一般の電源からバッテリーを完全に充電できることから、多くの運転状況、特に市街地走行で電気だけでの走行が可能で、これにより、従来のハイブリッドに比べ、燃費効率が2倍となっている。
これまでの高級セダンは豪華なインテリアが特徴だったが、キャデラックの XTS プラチナコンセプトでは、この伝統をさらに未来に一歩進めている。プラチナコンセプトでは、精巧なクラフトマンシップと顧客志向の技術革新とを組み合わせたデザインにより、高級さに対する新しいアプローチを採用している。エスカレードプラチナや STS、DTS プラチナセダンなど、現在のプラチナエディション同様、インテリアは手作りの素材を基本としたものとなっている。XTS プラチナコンセプトでは、従来のゲージやスクリーンに代わる有機発光ダイオード (O-LED) ディスプレイなど、より現代的な形態やテーマがインテリアデザインに盛り込まれている。
コンセプトは、車載エレクトロニクスを使用し、未来のモデルの開発の方向性を示す、技術やアイデアを統合する新たな哲学を示すものとなっており、キャデラックの CTS や SRX モデルで高い評価を得ている収納式タッチスクリーンナビゲーションシステムに代表される、キャデラックの分かりやすい車載エレクトロニクスシステムをさらに進化させることを狙いとしている。XTS プラチナコンセプトは、従来のボタンやスイッチの使用を最小限に抑えることで、この戦略を表している。特徴的なデザインとして、ディスプレイ画面を流れるようなインストルメントパネルと一体化。電源が入り画面が点灯するまでパネルは暗いままであることから、これは「デッドフロント」デザインと呼ばれている。インストルメントパネルそのものも、インテリアの高級感や細部にわたる丁寧な仕上げに徹底してこだわるという点を意識している。
「キャデラックにおけるプラチナの特徴とは、高級感と技術をとことん追求することであり、当社ではこのコンセプトをさらに推し進めようとしました」と、キャデラックのデザインディレクターのクレイ・ディーンは語る。キャデラックの技術的限界を追求すると共に、XTS プラチナコンセプトでは細部にわたり徹底的にこだわっています。」
インテリアは自然の影響を受けていますが、特に花びらを幾重にも重ねて蘭を表現している部分に顕著に表れている。キャデラックのデザイナーは、こうした取り組みを細部にわたり幾重にもインテリアに取り入れた。薄いクリーム色がキャビンのメインカラーとなっており、ステアリングホイールやインテリアのルーフ全体を貫くオーバーヘッドコンソールのモチーフなどの暗い色とコントラストをなしている。コンソールは質感豊かな木目調仕上げとなっており、照明機能を収納している。
プラチナのレザーシートには、レーザーでパターンの描かれた、新しいスタイルの自動車用スエードが含まれており、このパターン付き素材はシートの中央部に用いられ、またドアトリムのアクセントともなっている。シートやインストルメントパネル、ドアパネルなど、インテリアの縫製は細部に徹底的にこだわったものとなっている。XTS プラチナコンセプトの広い後部座席では、インターネット接続機能やさまざまなインフォテイメントにアクセス可能となっている。
「大型高級セダンでは、車内が広く快適である必要があるという事実を忘れたことはありません」と、ディーンは語る。「パッセンジャーにはゆったりとしたヘッドルームやレッグルーム、ニースペース、さらにドライブをより生産的なものとする技術要素が用意されています。」
新たなプロポーション
XTS プラチナコンセプトは、高級セダンの従来の美しさを超越し、ブランドのアートおよびサイエンスのデザインをより進化させる特徴的なプロポーションを備えている。この独自のプロポーションは「徹底した」デザイン優先事項に対応したもので、先進の技術や必要とされる空力を備えたスムーズなプロファイルとなっている。
「XTS プラチナコンセプトのデザインは、機能性を芸術的に表しています。」と、ディーンは語る。「従来型の3ボックスセダンの美しさであり、キャデラックのデザインが語る活動的な進化を表すものです。」
流線型プロファイルの頂点は、デッキカバーに取り付けられた、中央上部に取り付けられたブレーキランプと一体となったリアスポイラーを含む、XTS プラチナコンセプトの空力要件を満たす短く高いデッキカバーとなっている。高く傾斜したベルトラインはクルマの前方への動きを表しており、外側に突き出たフェンダーフレアは20インチホイールとタイヤを隙間なく収納。ホイールとボディのプロポーションは、全輪駆動シャシーと視覚的にマッチするよう丁寧に調整された。
インテリア同様、エクステリアの要素は細部にわたり厳密かつエレガントにこだわったものとなっている。ブラシ仕上げのビレットアルミトリムを限定的に使用し、20インチ6スポークホイールは機械仕上げのアルミフェースで、スポーク内に明るいアクセントが付いている。ホイールには、XTS プラチナコンセプト専用に作られた特製のブリジストンタイヤが装着される。
キャデラックのアートおよびサイエンスのデザインを表すのに不可欠な要素としては、ライトパイプと一体化され細部まで細やかに造り込まれた縦型のヘッドランプおよびテールランプがある。ヘッドランプには、エネルギー消費量の少ない高輝度発光ダイオード技術ならびに、曲がる際に前輪の方向にヘッドランプを向けるキャデラックの配光可変型前照灯システム (AFS) が採用されている。
意図を反映し効率的なパフォーマンス
XTS プラチナコンセプトのプラグインハイブリッド電気駆動システム (PHEV) は、エスカレードハイブリッドおよびエスカレードプラチナハイブリッドというフラッグシップモデルでのこれまでのキャデラックの実績を基にしたもので、プラグイン機能により、電気だけでの走行が可能となり、バッテリー容量に余裕が生まれ、一般の電源からの充電が可能となっている。車外の電源からの充電の主なメリットとしては、夜間の駐車など多くの状況で、クルマを使用していない間にバッテリーを約5時間で完全に充電できる点があげられる。プラグインシステムは、車外電源でバッテリーを駆動している際に効率が最大となる。市街地走行など、場合によっては、一般のハイブリッドに比べ効率は2倍に達することもある。
ただし、高速走行や俊敏な加速が必要な場合など、より出力を要求される状況では、エンジンと電動の組み合わせまたはエンジン出力のみで走行。直噴 V-6 エンジンと完全電気可変走行を備えた PHEV システムを組み合わせることで、ダイナミックなドライビングをお楽しみいただける。システムは推定350馬力 (260 kW)、トルク295 lb.-ft. (400 Nm)。
マグネティック・ライド・コントロール (MRC) により、XTS プラチナコンセプトでは、卓越したロードホールディングパフォーマンスを実現する一方で、「通常」のドライビング条件での高級車の乗り心地も保っている。このシステムは、ショックを吸収するために、メカニカル式バルブではなく先進の磁気流動学技術を使用し、反応時間と精度を大幅に改善している。
MRC では4輪すべてに取り付けた電子センサーが文字通りミリ秒単位で「道を読み」、実質的に瞬間的で極めて正確な調整をし、車体を正しく制御する。
独自の先進の全輪駆動システムにより、濡れた滑りやすい条件でも最適なトラクションが得られ、コーナリング時のトラクションが最大限に高まる。4チャンネルABS付き4輪ディスクブレーキやStabiliTrak 安定性制御、あらゆる状況に対応するトラクションコントロールが、ドライブトレインに装備されている。
「XTS プラチナコンセプトは、お客様が高級車にお求めになる機能やスペース、快適さを損なうことなく、魅力的なドライビングを実現するために設計されました」と、ネズビットは語る。「XTS プラチナコンセプトは、先進技術を使用して、機能を効率的かつお客様のお求めになる形で実現しており、高級車の新たなビジョンを開くものとなっています。」
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