米ロサンゼルス – キャデラックは、CTSクーペの2011年モデルを発表した。2010年春の発売を予定しているCTSクーペは、新デザインとしてGMが生産するモデルの中でも、最新かつ最も印象的なデザインが特徴で、キャデラックが新しい商品ラインアップの注目車種として開発した新型高級スポーツクーペである。
キャデラックのゼネラルマネジャー、ブライアン・ネスビットは、「CTSクーペは、キャデラックの中心となる新型モデルであり、デザインと技術の両面でキャデラックの性能が表現されている。新世代のエンスージアストに訴求するクルマとして開発した」と語った。
CTSクーペは、556HP(415kW)を発揮するCTSセダンや新型CTSスポーツワゴンに続き発売される、キャデラックの商品ラインアップの中核を担うモデルである。2010年中には高性能モデルのVシリーズも追加される予定である。
CTSクーペのデザインは、2008年の北米国際オートショーで発表されたコンセプトカーのものをほぼ踏襲している。伝統的な2+2のボディレイアウトに、リアビュー・カメラシステムやRWDまたはAWDと組み合わされたハイパフォーマンス志向のサスペンション・システムなど、先進のテクノロジーが与えられている。
デザイン
CTSクーペは、キャデラックのデザインスタジオ内で提案されたデザインを具体化したもので、キャデラックの「アート&サイエンス」のデザイン手法に基づいて、開発と進化を重ねたものである。
キャデラックのエクステリアデザイン担当ディレクター、マックス・ウルフは、「キャデラックはこれまで常にエモーショナルなブランドであり続けてきた。それはボディスタイルにかかわらず、「アート」を提供するということでもある。CTSクーペでは、CTSスポーツセダンの力強さを採り入れ、そのポテンシャルを引き出すことを考えた」と語った。
CTSクーペのホイールベースはセダンと同じだが、全高は約2インチ(51mm)低く、全長も2インチ(51mm)短い。
CTSクーペはセダンをベースとしているものの、共通する部品はインストルメント・パネル、コンソール、ヘッドランプ、フロントフェンダー、フロントグリルだけである。デザインの主な特徴は以下のとおり。
• 通常のBピラーを廃したクラシックなハードトップ・スタイル
• タッチパッド機能により通常のドアハンドルを廃し、テクニカルでクリーンなサイドシルエットを実現
• フロントウィンドウの傾斜を大きく取り(62.3度)、リアのガラスエリアを長く、ほぼ水平にすることで、空力的に優れた、流れるようなスタイリングを実現
• 独特のブレーキ冷却用ベントを配した立体的な造形のロア・フロントフェース
• メッシュ・ロアグリルを配した、ダイアモンドカット形状のリアフェース
• リアフェース中央部分を通した、一体形状のツイン・エキゾーストチップ
• キャデラックの象徴である縦型テールランプと特徴的なLEDライトパイプ
• センター・ハイマウント・ストップランプ一体型リアスポイラー
• 立体的な造形のルーフマウント・アンテナ(オンスターおよびXM衛星ラジオ用)
一見したところ、きわめてシンプルに見えるCTSクーペの造形は、細部まで作り込まれたディテールによってその美しさが強調されている。特徴的で、オリジナリティあふれるキャデラックのデザインキューが、周到に作り込まれたフォルムと相まって、シャシーの持つダイナミクスを芸術的に表現している。例えば、リアフェンダーの造形はキャデラック・デザインスタジオで手作業により入念にデザインされ、そのRWDパワートレーンの存在が一目で分かるようなスタイリングが実現した。こうした表現力豊かなサイドシルエットに加え、キャデラック独自の縦型テールランプと大胆なリアの中央ラインが、セグメントの中でも最も視覚的な大胆さを持つクーペのスタイリングを作り上げている。
パフォーマンス
CTSクーペは、キャデラックのパフォーマンスという新たな魅力をさらに広げたクルマだ。CTSクーペに標準搭載されるパワートレーンは、直接噴射3.6リッターV6エンジンと6速マニュアル・トランスミッションの組み合わせである。直接噴射機構を採用することで、より正確な燃料噴射が実現し、燃焼効率の向上により、出力の向上と同時に燃費の向上、冷間始動時の炭化水素排出量25%低減など排出ガスの低減を図っている。
この3.6リッター直接噴射エンジンの最大出力は304HP(227kW)。EPAによる燃費評価値は27mpg(高速)となっている。また、使用ガソリンは安価な無鉛レギュラーガソリンである。
このパワートレーンの性能は、快適性を犠牲にすることなくスポーツカーの性能を実現するシャシーにより、路面に伝達される。サスペンションには、独立ショート/ロングアーム(SLA)フロント・サスペンション・システム(油圧制御アーム・フロントブッシュ付き)、完全に分離されたサブフレームにマウントされたマルチリンク・リアサスペンションを採用。また、4輪ディスク・パフォーマンスブレーキ、プレミアム・ステアリング、リミテッド・スリップデフも装備されている。
サスペンションのチューニングレベルは、18インチホイールとオールシーズンタイヤを組み合わせたパフォーマンス・パッケージ(RWDとAWDの両方に用意)と19インチホイール/タイヤでロードホールディング性能を向上させたサマータイヤ・パフォーマンス・パッケージの2種類が用意される。先進の電子制御シャシー・コントロールシステム、スタビリトラックは標準装備となっている。
標準装備の304HP(227kW)直接噴射3.6リッターV6エンジンには6速マニュアル・トランスミッションが組み合わされており、改良されたクラッチとデュアルマス・フライホイールがクラッチペダル・フィールとエンジンからの遮断性の向上に寄与している。ドライバー・シフトコントロール(ステアリングホイール・マウントのシフトボタンはオプション)付きの6速オートマチック・トランスミッションもオプションで用意される。
テクノロジー
CTSクーペは、ハンドメイドのような高級感とCTSの高い性能を支援する現代的なドライバー志向のインテリアが融合したモデルである。インテリアには、ドア、センター収納コンソール、インストルメントパネルトリムを覆う手縫いのアクセント・ステッチが施されている。前モデルではキャデラックVシリーズモデルにのみ用意されていた14ウェイ・アジャスタブル・レカロ・スポーツシートが、オプションとしてCTSクーペ全モデルに用意される。
CTSクーペに用意された先進テクノロジーの一例は以下のとおり。
•内蔵iPod/MP3再生機能
•40GBハードディスク(音楽保存、ラジオ放送の一時停止/再開機能に使用)
•ポップアップ・ナビゲーションシステム
•アダプティブ・フォワード・ライティング
•Bluetooth接続
•標準キーレス・アクセスおよびスマート・リモート・スタート
•リアカメラ・システム
•ボーズ5.1キャビン・サラウンド™・オーディオシステム
他のキャデラック・モデル同様、CTSクーペにも標準で進路指示ナビゲーション付きオンスター(オンスター初のメーカー装着完全一体型GPSナビゲーションシステム)が標準装備される。
なお、当リリースに記載の仕様は本国のもので、日本への導入は2010年の秋を予定している。
以上 |
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