アメリカの伝統を継承:キャデラックの新型大統領リムジンとともに新大統領時代が幕を開ける。

ワシントン—今週アメリカで開催されるアメリカ合衆国大統領就任式にあたり、新型キャデラックが優雅なペンシルベニアアベニューを走ることになった。キャデラックはこれまで長年にわたって多くのアメリカ大統領に仕えてきたが、バラク・オバマ大統領もまたキャデラックが新しく用意した大統領専用車に乗り、長年のこの伝統を受け継ぐ形となる。

マーク・マクナブ(キャデラック/プレミアム チャネル、北米副社長)は「これはアメリカのすばらしい伝統であり、今回、我々は、キャデラックのドラマチックなデザインとテクノロジーを最大限に駆使した新モデルを新たに提供できることを喜ばしく思っている」と述べている。

アメリカ大統領がキャデラックリムジンから観衆に向けて挨拶をするという画は、ウィルソン大統領が就任した自動車の歴史の初期にまでさかのぼるが、今回、歴史的な新時代へと継承される運びとなる。この大統領専用キャデラックリムジンは新モデルとなり、2004年にデビューを果たしたDTS大統領リムジンを継承するものである。この新モデルは、キャデラックとして高い評価を得ているドラマチックなデザインおよびテクノロジー機能を多く組み込み、大統領を運ぶうえでの利便性を考えた特別仕様のビークルである。

内外装については、キャデラックブランドの象徴的なデザインエレメントが見られる。毅然とした、モダンでエレガントな車体のフロントには、複雑に入り組んだ二種類のテクスチャーで作られたグリルが見える。これはキャデラックの最近のモデルやCTSスポーツセダンやエスカレードによって飛躍的に有名になったものだ。車体のフロントやリアのライトなど、縦型を強調したデザインエレメントは、市販モデルでも使われているものだ。

外部への視野が最適になるようになど、主に機能的な理由によって、この車は前身モデルと比べると若干縦長になっているものの、サイズや比率にはさほど差はない。

サイドやリアの輪郭は、キャデラックSTSやDTSといった高級セダンを彷彿とさせるクラシックでエレガントなフォルムになっている。キャビンの中は、デザイン、テクノロジー、クラフトマンシップのどれをとっても、キャデラックの最良のものが採用されており、モダンなデザインと昔ながらのクラフトマンシップが融合している。キャビンの主要な部分は、CTSスポーツセダンなどキャデラックの人気モデルでも使われている、手作業のカット&ソーによるプロセスで作られている。

当然のことながら、この車の多くの特注箇所は、大統領専用車を目的としてデザイン・開発されている。後部座席エリアには広いエグゼクティブコンパートメントがあり、シートスペースはゆったりとしており、外も見えやすく、モバイルオフィスとしての便利な機能を備えている。

この専用車は、広範なスペックに忠実に対応するスペシャリストたちによって設計、開発、テストされた。精密な機能条件をクリアできるパフォーマンスを確保するため、徹底的な試験メニューが課された。また、この車の機能的能力が確実に保護され機密が保たれるよう、開発中は常にセキュリティ規定が守られた。

刺繍がほどこされた大統領の標章が、後部座席のバックパネルの中央と各後部ドアの内装パネルにある。大統領の標章は後部ドア外側にもついている。アメリカ合衆国の国旗は正面右側のフェンダーに配され、国旗は大統領が車で旅行をする時には、正面左のフェンダーに配される。夜には、ハイテクLEDライトがその国旗を照らす。


■キャデラックとアメリカ合衆国大統領の歴史

キャデラックはリムジン及び特別車両を、アメリカ合衆国の大統領を始め、外交官、大使、貴賓者の為に20世紀初期から作っている。

キャデラックの主要な役割は第一次世界大戦の最中に始まった。というのも、多くのキャデラックのエンジンと車両には優れた耐久性とパワーがあったため、軍や政府の設備へと移送された。キャデラックを使用した初めての高官は、ウィルソン大統領である。彼は1919年の第一次世界大戦の勝利パレードの際に、キャデラックでボストンを通ったのだ。1928年には、豪華なキャデラックタウンカーがカルビンクーリッジ政権下で使用された。

1938年「クイーンメリー」と「クイーンエリザベス」の2種類のキャデラックオープンカーがアメリカ合衆国政府に贈られた。21.5フィート、 7.660ポンド、弾薬兵器、送受信兼用ラジオと高性能の発電機を完備した巨大な海の定期船から名づけられ、耐久性の高い2台の“クイーンズ”はフランクリン・D・ルーズベルト大統領、ハリー・S・トルーマン大統領、ドゥウェイト・D・エイゼンハウアー大統領に配給された。

大の車好きとして知られるアイゼンハウアー大統領は、1953年就任パレードの際、かつて生産されていたキャデラック・エルドラドモデルに乗った。初めて広角式フロントガラスが装備されると、それは新しい製品モデルにもすぐに採用された。これは、エルドラドが自動車のデザインの歴史において重要な意味があったことを表している。

1956年に「クイーンメリーⅡ」と「クイーンエリザベスⅡ」のオープンカーはオリジナルシリーズへと変わった。特徴的な最新技術により、その車は以前よりわずかに小さく、頑強に強化された。さらに、タイヤがはずれない様に、その車はタイヤの中の細いリムに合う様設計された。「クイーンメリーⅡ」と「クイーンエリザベスⅡ」はアイゼンハウワー大統領だけでなく、ジョンF・ケネディとリンドンB・ジョンソンにも配給され、両車両は1968年にリタイアした。

1983年ロナルド・W・レーガン政権時にキャデラック・フリートウッドリムジンが、1993年のウイリアム・J・クリントン政権時にはキャデラックフリートウッドブルーアムが大統領仕様車として贈られた。
従来、大統領仕様車はリムジンの会社がキャデラックをリムジン仕様に再設計していたが、1993年のブルーアムの生産時には、デザイン及び開発、生産すべてにGMが携わった。これには、機密を保守するためのセキュリティも含まれ、そのプロセスは現在まで踏襲されている。

現在、1983年のキャデラック・フリートウッド・リムジンは、カリフォルニアのシミバレーにあるロナルド・W・レーガン大統領図書館に置かれている。また、1993年のキャデラックフリートウッドブルーアムは、アーカンソーのリトルロックにあるクリントン・プレジデンシャル・センターにある。

キャデラックはこの10年間で、現在も運行中のまま残っている2台の大統領のリムジンを生産した。
1台目は2001年にジョージ W. ブッシュ大統領に届けられたドゥビルの大統領モデル。2004年にブッシュ大統領は新しいDTS大統領モデルをお披露目した。それは、その後生産されるDTSフルサイズセダンの設計の原型となっている。


■キャデラックについて

キャデラックはGMのブランドのひとつで、1902年から自動車のラグジュアリーブランドを牽引している。
近年、キャデラックは革新的なデザインと世界的展開により、歴史革命に携わってきた。さらに詳しいキャデラックの情報はウェブサイト(www.cadillac.com)に掲載している。

ゼネラルモーターズ社は、年間世界売上で業界トップの座に77年間君臨している、世界最大の自動車メーカーである。1908年に創業したGM社は、全世界に25万2,000名の従業員を持つ。本社をデトロイトに置き、34ヵ国で乗用車およびトラックを製造している。2007年には、ビュイック、キャデラック、シボレー、GMC、GM大宇、ホールデン、ハマー、オペル、ポンティアック、サーブ、サターン、ヴォクソール、ウーリン(Wuling)の各ブランドを通して、乗用車およびトラック937万台近くを全世界で売り上げた。GM傘下には、車の安全性、セキュリティ、情報サービスを提供する業界トップの OnStar社がある。さらに詳しいGM情報はウェブサイト(www.gm.com)に掲載している。

以上
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