伝統あるワトキンス・グレン・インターナショナル・レースウェイで、アッシェンバッハが2位を獲得。ピルグリムは、終始粘りのレースで4位に入賞

ニューヨーク州ワトキンス・グレン - SCCAスピード・ワールドチャレンジGTシリーズ第5戦に、チーム・キャデラックが参戦。舞台は、1950年代のチーム創立当初から使用され、歴史的にも名高いニューヨーク州北部に位置するワトキンス・グレン・インターナショナル・レースウェイ。1周3.4マイルの起伏の激しい常設ロードコースで行われた同レースで、ローソン・アッシェンバッハが2位、アンディ・ピルグリムが4位を獲得した。今シーズン、チーム・キャデラックの一員として参加しているアッシェンバッハは、初戦のセブリング、先日のシャーロットに引き続き、これで3度目の表彰台となった。

レースを終えたアッシェンバッハは、「今日でシーズン3度目の2位。早く最上段に立ちたい。チーム・キャデラックは素晴らしい仕事をしているのだから、チームの仲間には表彰台のトップに立つ自分の姿を早く見せたい。」と語った。

一方、ポールポジションからのスターしたアンディ・ピルグリムは、軽量ハンディのライバルたちとともにトップ集団を維持するためには、いいスタートを切らなければならなかった。

「リードを保つには、相当いいスタートを切らないといけないということがわかっていただけに、レース開始時もスタートをどうするか悩んでいた。」とピルグリムは説明する。「ソルトレイクでの悪夢が蘇りそうで恐かったが、それでも若干早めに飛び出していいスタートを切らなければいけないと、そればかりに意識が集中してしまった。今季初めのソルトレイクシティーのレースでは初めてフライングスタートを犯してしまい、おそらく、その時の記憶が僕の脳裏のどこかに残っていたのだと思う。これからは、レッドライトが消灯してからスタートするように、無線でクルーチーフに声でもかけてもらおうかな。」と、ピルグリムはコメントした。

1周目の後半でトップに立ったのが、シボレー・コルベットを操るエリック・カラン、2位にはキャデラックCTS-Vのアッシェンバッハ、そして3位にはポルシェ911GT3のランディ・ポブストが続く展開となった。一方、ピルグリムのCTS-Vは、ストップ・アンド・ゴーペナルティが科されたため、ピット後方に停止。ペナルティ終了後にコースに戻り、集団後方の21位につけると、今度は1台のマシンからオイルが漏れ出し、ターン1および2のドライビングライン全体に広がったため、フルコースのイエローフラッグが振られることに。イエローフラッグの状態で2~3周走った後、6周目でグリーンフラッグが提示され、レースは再開されることになった。

ピルグリムは、「自ら招いたミスで、ストップ・アンド・ゴーのペナルティを受ける羽目になってしまったが、イエローフラッグが出ている間に十分に時間が取れたし、それからは自分の置かれた状況から可能な限り挽回し、ベストな結果が出せるよう、再び速く走ることだけに集中した。」と振り返った。

その言葉通り、ピルグリムはイエローフラッグ時の21位から、6周目には17位に浮上、さらに8周目に12位、12周目には6位と、次第に順位を上げていった。

また、ピルグリムが悪戦苦闘している間、チームメイトのアッシェンバッハは、ポルシェ911GT-3のポブストに手を焼いていた。

「レースの最初から最後まで、とにかくポブストに追いつこうと必死で走ったが、パッシングの機会を伺うほど彼に迫れるようなマシンではなかったということ。6周でレースが再開されたとき、僕とポブストはコースライン上に広がったオイルを避け、ターン1をワイドに走った。2人ともかなりワイドに走ったものだから、コーナーの出口付近でラインをオーバーせざるを得ない状況になり、僕のマシンはランディにわずかに接触してしまった。」と、アッシェンバッハは説明した。

今回のレースでアッシェンバッハが2位を獲得したことにより、チーム・キャデラックのマニュファクチャラーズポイントは33となり、前回の2位から1位へ順位を上げた。2位には31ポイントのシボレー、3位は24ポイントのポルシェ、4位は16ポイントのダッジという展開になっている。

SCCAスピードGTレース結果
順位/ドライバー/マシン/周回数
1. ランディ・ポブスト、ポルシェ911 GT-3、22
2. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、22
3. ロウ・ジグリオッティ、シボレー・コルベット、22
4. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、22
5. ミハエル・ガラツィ、ポルシェ911 GT-3、22

スピードGTチャンピオンシップ順位(10レース中5レース終了時)
ドライバー/マシン/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、143(1)
2. ランディ・ポブスト、ポルシェ911 GT-3、137(1)
3. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、135
4. ミハエル・ガラツィ、ポルシェ911 GT-3、116
5. トミー・アーチャー、ダッジ・バイパー、115(1)

マニュファクチャラー/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. キャデラック、33(1)
2. シボレー、31(2)
3. ポルシェ、24(1)
4. ダッジ、16(1)

以 上
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