チーム・キャデラック、モスポート・スピードGTで2位、4位入賞。アッシェンバッハ、ピルグリムが「チェイス」出場に向け大きく前進

カナダ・オンタリオ州ボウマンビル-モスポート・インターナショナル・レースウェイで行われたSCCAスピード・ワールド・チャレンジにおいて、チーム・キャデラックのローソン・アッシェンバッハが今シーズン4度目となる2位を獲得。アンディ・ピルグリムは、4位でフィニッシュした。ロン・フェローズは、スタート時にドライバーズポイント首位のランディ・ポブストと接触し、トップ争いから脱落。

ここへきて調子を上げているピルグリムは、2レースを残す時点で、首位のポブストとの差を4ポイントまで縮めた。その後をアッシェンバッハが2ポイント差で追っている。マニュファクチャラーズポイントでは、現在、キャデラックがシボレーに3ポイント差、ポルシェに7ポイント差をつけ、首位をキープしている。

「次のアトランタでは、ウエイトハンデが課せられるが絶対勝ちに行く。もう、2位には飽きたからね。」と、アッシェンバッハは次のレースに向けての決意を新たにした。

レースは不安定な空模様のもとでスタート。先頭集団を走るマシンはレインタイヤを選択していたが、結局雨が降ることはなく、レコードラインはまたたく間に乾いてしまった。そんな状況の中、スタートで大波乱が起きた。スターティングライトが消灯すると同時に、ポールポジションからスタートしたアッシェンバッハと、予選2位のランディ・ポブストの両者がともにエンジンストールしたのである。フェローズは前方で止まっていたランディ・ポブストを避けようとしたが接触し、マシンを損傷してしまった。

「今回は僕のミスで、22号車に接触してしまった。スタートで自分の前のマシンが動かなくなるなんて、今まで一度もなかった。手を振ったりして、トラブルの発生を知らせるといった様子もまったくなかったしね。彼を避けて発進しようとしたけど、コースアウトはしたくなかったから、ぎりぎりのところでハンドルを切った。そうしたら僕の右フロントが彼の左リア当たってしまった。」とフェローズは語る。

このアクシデントで、フェローズのCTS‐Vはサスペンションを破損、4周を走った後、ピットに入った。チーム・キャデラックのクルーがマシンに応急処置を施し、20分後にレースに戻ったが、21位という不本意な結果に終わった。ちなみにポブストは17位だった。

その一方で、トップ集団は熾烈な戦いを繰り広げた。アッシェンバッハはスタート時の不調から盛り返し、ミハエル・ガラティのポルシェに次いで2位に浮上、ピルグリムが4位で追う展開になった。だが、エリック・カランのコルベットは勢いが違った。まず7周でアッシェンバッハを抜き、2位に浮上、続く8周でガラティも捕らえ、首位に躍り出た。その後、アッシェンバッハとガラティの熾烈な2位争いの結果、ついに19周でCTS‐Vがポルシェを抜き、2位でフィニッシュ。これで4位のピルグリムとともに、ラスト10戦でランキング上位のドライバーたちが競う「チェイス」に向け、大きな前進を果たした。

レース概要
コース:モスポート・インターナショナル・レースウェイ(オンタリオ州ボウマンビル)、2.459マイルのロードコース
優勝者:エリック・カラン、コルベット
2位とのタイム差:6.164秒
平均速度:156.088km/h
ポールポジション:ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、1:39.654/142.130km/h

SCCAスピードGTレース結果
順位/ドライバー/マシン/周回数
1. エリック・カラン、コルベット、30
2. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、30
3. ミハエル・ガラティ、ポルシェ911 GT-3、30
4. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、30
5. ブライアン・クピンスキー、コルベット、30
21. ロン・フェローズ、キャデラックCTS-V、19

スピードGTチャンピオンシップ順位(10レース中8レース終了時)
ドライバー/マシン/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. ランディ・ポブスト、ポルシェ911 GT-3、228(2)
2. アンディ・ピルグリム、キャデラックCTS-V、224(1)
3. ローソン・アッシェンバッハ、キャデラックCTS-V、222
4. ミハエル・ガラティ、ポルシェ911 GT-3、207
5. エリック・カラン、コルベット、190(4)

マニュファクチャラー/ポイント数(カッコ内は優勝回数)
1. キャデラック、53(1)
2. シボレー、50(4)
3. ポルシェ、46(2)
4. ダッジ、19(1)

以 上
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