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キャデラックのリース アンド クレストの進化
歴代EMBLEM
リース アンド クレストとして知られているキャデラックのエンブレムは、この100年の間に、会社のカルチャーやデザインの方向性の変化に応じて、30回以上もデザイン変更を受けました。
1999年にキャデラックは、先代よりもシャープで艶やかな、新しいエンブレムを採用しました。 キャデラックの大胆なデザイン フィロソフィーと、イノベーティブなテクノロジーを表現する鋭い角度を持った流線型と単純な形の組み合わせになっています。

“新しいリース アンド クレストは、我々の特徴とプレステージ性のセンスを保ちつつ、積極的で若々しさを表現する意図の基に制作しました”とキャデラックのゼネラル マネージャーのマーク・ラネーブは語っています。 “キャデラックのデザインの方向性と、我々のテクノロジーの広がりを強調しているのです。”

新しいクレストのカラースキームは、先代のものを受け継いでいます。つまり「ゴールドとブラック」これは知恵と豊かさを象徴します。「レッド」は行動の勇敢さと大胆さ、「シルバー」は純粋さ、慈愛、美徳、そして豊富、「ブルー」は騎士に相応しい勇気を表しているのです。また、リース アンド クレストのバックグランドは、最も貴重な金属「プラチナ」です。

リースは、すっきりした現代風の見栄えにして、宝冠はなくしました。
キャデラックの新しい卓越の象徴は、20世紀ヨーロッパの幾何学的抽象絵画の優れた芸術家ピエト・モンドリアンの作風にならったものです。 キャデラックのデザイナーが、新しいキャデラックのリース アンド クレストのデザインに、大胆な車のデザイン アプローチを反映させ、大胆で尖った交角の流れるようなラインと単純化を表現したのです。

キャデラックのクレストは、1701年にデトロイトの基礎を築いた、ル シュール アントワーヌ ド ラ モテ キャデラック家の紋章をモチーフに作られました。 1902年に「キャデラック」という名前を付けるにあたって、今巣立とうとしているこの自動車会社が、かつてのフランスの探検家が示したような何者をも恐れない勇気と、冒険心、そして可能性を持ち続けることを願ったのです。 1905年に初めてキャデラック車に使用し、翌年からトレードマークとして登録して以来、このキャデラックの紋章は自動車業界のパイオニアのシンボルとなりました。

オリジナルの紋章は、二つの部分「王冠部分」と「盾部分」に分けられます。 王冠は、昔のフランスの6名の廷臣を表しています。また、真珠の数は、一族の紋章と車に使用しているものとは異なりますが、王家の親戚筋にあたるツールーズ伯爵と関係の深い、由緒ある家系を意味しています。そして盾の部分は、高貴な家系の勇敢な血統を意味しており、かつて戦士が使っていた盾の形をモチーフにしています。

盾は4つの部分に分かれており、最初と最後の4分区はモテ家の紋章です。 そこには嘴と足のない、メルレットと呼ばれている水鳥が配置されています。しかし今日の新しいキャデラックのクレストには、王冠とメルレットは描かれていません。

古代史家ギョームによればメルレットは、“翼の長所と価値をしっかりと記憶にとどめ飛び立つこと、地面は非常に狭く足は役立たない、と弟達に他の鳥達との違いを教えたのだ”とされています。また彼によると、クレストの2番目と3番目の4分区は、結婚によって領地が増加した際に、モテ家の紋章に新たに追加されたものであると考えられています。

では、キャデラックの、歴代のリース アンド クレストを見てみましょう。

1906年 キャデラックの紋章は1906年まで商標登録されていませんでしたが、1902年の9月から使われていました。オリジナルのエンブレムは、7本の穂先のついた王冠を月桂樹の輪で飾り、左を向いたメルレットと、チューリップの小花を中心に、ローレルが王冠に向かって立ち上がっています。1905年8月18日、キャデラックのトレードマークは、代理人ニューエル S. ライトによって申請され、1906年8月7日、登録番号54,931で認可されました。
1908年 エンブレムは、徐々にグラフィカルな、鮮やかなデザインへと変化していきました。1908年にデュワートロフィーを受賞し、パーツの標準化達成を認められた時、新たにスローガンが追加されました。
1920年 1916年から1918年まで、キャデラックは、王冠から左右に9個のチューリップの球根の輪を付け加えたエンブレムを採用しました。それが1920年には、王冠は7個の真珠に戻り、クレストへと繋がったのです。1925年までこのクレストは使用されました。
1933年 流線型のスタイルのキャデラックに合わせて、V8、V12、V16エンジン搭載車のキャデラックエンブレムにも翼が付けられました。この新しいデザインは、1935年型のラジエターエンブレムにも継続採用され、1934年型からはクレストの取外しが出来るようになったのです。
1947年 第2次大戦後のキャデラックのエンブレムは、V字の間にクレストを配置した新しいデザインを採用しました。V字とクレストの組み合わせは、1947年モデルに第2次大戦後初めて使われましたが、V8エンジン搭載の時も同じエンブレムが使用されました。
1957年 1956年型から、キャデラックのエンブレムは長く、高さも低いものになり、幅広になりました。これは、恐らくこの時期にもてはやされていた流行を反映したものだと思われます。キャデラックのクレストも、この傾向が1959年まで続き、王冠は殆ど消えてしまいました。1960年の時にクレストは最大の幅になりました。
1963年 1963年から殆ど変わらずキャデラックを飾った有名な、リース アンド クレスト。
1999年 新リース アンド クレストを制定。

この歴史情報は、“Cadillac, Standard of the World: The Complete History by Maurice D. Hendry.”より引用しました。
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